成恵の世界な偽装民家お茶の間その4
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応接間 玄関
「えっと、クリスマス…ですよね?」
「この布地面積について何か言い訳がありますか?」
「ついでに言えばこの電飾は無いでしょう。いくら何でも手を抜きすぎですよね?」
「あぁ。忙しいのは分かってますから泣かないで」
「でも、それとこれとは話が別です!!」

「ハロウィンというコンセプト自体は理解しました。しましたが…」
「これ、透けている気がするのですが?」
「こうでもしないとテンションが上がらなかったって…そこまでしてあげなくて結構です!!」
「可愛い孫娘にこんな格好させて胸が痛まないんですか!?」
「いきなり、お婆さまの名前を叫んだってダメです!」
「そもそも、こんな格好でどうやって店番をしろと?座れないじゃないですか!?」
「…そういえば、なんでこんな服があるんですか?」
「あ、逃げた!?こんな格好じゃ外に出られない…卑怯者〜!!」
小悪魔四季ちゃん (2006.05.28UP)
「あの…ですから、なんで私がこんな格好を?」
「これでは、古本屋ではなくて、別のお店と間違われませんか?」
「具体的に言うと風営法とか、そっち方面の…」
「奴とは飲み仲間だから大丈夫?って、そういう問題じゃありません!」
「お婆さまの若い頃にそっくり?確かに私とお婆さまは瓜二つだと思いますが、お婆さまの若い頃にこんな服があるわけがないじゃないですか!?」
「一目、折のこんな姿を見たかった?いきなり何を言い出すんですか!?お婆さまに言いつけますよ。時を越えて、お婆さまが叱りに来ちゃうんだから!」
「望むところだ…ってお爺さま……あ、むしろそれが狙い!?」
「何で目をそらすんですか!やっぱりそうなんだ!!祟られちゃえ〜!!」
「あの、私なんでこんな格好をしてるのでしょう?」
「お店の売り上げ?それはあるに越したことはありませんが…」
「でも、お爺さまも納得されて…」
「古本屋なんだから、資源は有効に活用しろ…って、そんな無茶苦茶な。」

どうやら、学校の友達に相談してもろくでもないアドバイスしか返ってこないらしい四季ちゃん。でも、冷静に考えると普通の中学生に古本屋の経営についてのまともなアドバイスなんて出来ようはずもないよな(^^;
「カズちゃん、今日は何の日かな?」
「え?え〜と。バレンタインデー…かな?」
「何か欲しい物があるの?」
「え?そりゃあ、もらえるんなら…」
「ふ〜ん、欲しいんだ。たとえばこういう物とかが」
「うん!」
「(ぱくっ)」
「あ…自分で食べちゃうの?」
「ふっふ〜。欲ひかはっはら取っへみなはい。手ほ使っひゃハメはからね!」
「え?それって…」
「ほら、早くひないと溶けひゃうよ…」
いらっしゃいませ (2006.01.22UP)
描いてから気づきましたが、四季ちゃんって知り合い以外は送り迎えなんかしてくれませんよね。コンビニじゃないんだから(^^;

毎日通って常連になればしてくれるかな?
…ただのストーカーですか?(T-T)
めり〜くりすます (2005.12.24UP)
「めり〜くりすます♪というわけで、みなさんにプレゼントをお配りします!」
「…ところでこの翼で飛べるんですよね?」
「いや、ただの飾り」
「例によって先祖返りですわ」
「え〜そんなぁ!!」
「説明も聞かないで飛び出した鈴ちゃんが悪い。」
「あわてんぼさん♪」
「えーん、去年と同じオチは嫌ぁ〜!!」
Trick or Treat!! (2005.10.30UP)
「とりっくあんどとりーと!!」
「それを言うならトリック オア トリートじゃ?」
「いえ。これでいいんです。かかれっぴーとさん!!」
「うわわわわぁ〜!!」
「いたずらした上でお菓子もいただきます!」
「反則だぁ〜!!」
「それでは、ごきげんようっ!」
「うう、これってただの強盗じゃ…」
撲殺宇宙人 (2005.09.18UP) ちょっとシリアスSS版 (2005.09.19UP)
「カズちゃーん、そこで素敵なバット拾ったよ♪」
「へー、どんな?…って、うわわぁぁぁーっ!?」
「え?どうかしたの?」
「な、成恵ちゃん…何そのトゲトゲとかいかにも凶悪そうな物体は?」
「何って、バットだよ?」
「そんな物騒なバットがあるかぁーっ!!?」
「『何でもできちゃうバット』って書いてあるし」
「今すぐ元の場所に戻してきなさい!!」
「えー、もったいない」
「いいから、早く!」
「カズちゃんのバカー!」
ビュン ボクゥッ ビシャァァァーッ
「え、あ、えーと、ぴぴる、ぴぴるぴ、ぴぴるぴー?」
「…というわけで、一刻も早く戻してきて」
「うん、ごめんね、カズちゃん…」
「あぁ、素敵ですよ、ぴーとさん…」
「にゃあ?」
「はい、もう、どこへなりとも連れていてください!」
「にゃにゃあ〜?」
「ぴーとさんと一緒なら!さぁ、行きましょう!!」
「(…四季ちゃん、今日は飛ばしてるなぁ(^^;)」
四季未来 (2005.06.12UP)
「成恵ちゃん、未来の私を見たことあるんだよね?未来の私ってどうだった?」
「何、突然?未来のことは、しゃべらない方がいいって、カズちゃんが…」
「知ってもなるようにしかならないところだけ…身長とか、体型とか…」
「え、えーと?」
「できれば、こんな感じになれたらいいなぁ。」
「あ、あれはあくまで未来の可能性の一つに過ぎないんだって!」
「…残念」
「え?あ、えーと…ごめんなさい」
「ふふ、意地悪しちゃった。謝るのは私の方。ごめんね、成恵ちゃん。」
「もう、四季ちゃんたら!(ホントにこんな風になりたいなんて思ってるわけない…よね?)」
七瀬姉妹休憩中 (2005.06.05UP)
「お姉ちゃん、もうばてたの?」
「ちょっと休憩してるだけだ。っていうか、成恵が体力ありすぎなんだよ!」
「そっかな〜?でも、家事って体力使うし…それでかな?」
「ついでに何か飲み物、買ってこようかな。」
「そこに水飲み場があるじゃない?」
「成恵…乙女としてそれでいいのか?」
「こういうトコこそ倹約しなきゃダメなの!」
「(うぅ、この貧乏症め…)」