「さぁさ、姫様。一緒にお歌を歌いましょう。」
「はい、お師匠様♪」
「さぁさ、目を閉じてご覧なさい。そして思い出してご覧なさい。あなたがどんな姿をしていたのか。それはきっと、とてもとても美しい姿。
どうか私にあの姿をもう一度見せておくれ♪」
「わぁ、凄い、凄いよ、お師匠様♪私も早くお師匠様のような立派な魔女になりたい!」
「私などまだまだ未熟です。修行を怠らず努力すれば、姫様なら遠くない内に出来るようになりますよ。」
「本当?私、もっともっと修行頑張る!」
…あの頃はあんなに素直で可愛かったのに、どこで育て方を間違ってしまったのでしょう(--;
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